ブロンズ流、富士ヒル4分短縮のための課題攻略
6/4、2023年の富士ヒルが無事開催されました。
前日まで大雨で高速道路の至る所が通行止めになっていたりで前日受付は20時まで延長されるなどかなり特別対応がされていたようです。
スタート前のアナウンスを聞いていたところスバルラインも前日に土砂や倒木の撤去のために重機が入り込んだりなどしていたそうで、当日は晴天で気持ちよく走れたわけですが、そのために運営がやってくれた努力は計り知れないものがありそうです。本当にお疲れ様でした。
そんな神対応があった富士ヒルの自分の結果ですが、目標の20分切りを果たすことができ、シルバーもなんとなく見えてきたという感じです。
去年は20分切りどころか一昨年の結果に比べて10秒ほどのPR更新に留まったのがあまりにやるせなくて、実は去年の11月頃から少しずつ試行錯誤を始めていました。今回はどんなことをやってきたのか、それらをまとめておこうと思います。
まずタイムですが、去年1時間21分台だったのが今年1時間17分台まで伸びました。このレベル帯の4分なのでそれくらいの伸び代はあるのかもしれないんですが、自分としてはやってきたことの結果が出たか?と少しうれしくなったのでまずはこの結果を褒めたいです。
ちなみに私は2023年現在170cmの53kgです。去年も一昨年も身長体重はほぼ同じです。マシンも同じですがホイールだけ違います。後述します。
去年不甲斐ない結果に終わったあと簡単に自分を分析してみて、3点の課題とそれぞれに対して対策を打ちました。
1. 長距離登攀での後半の出力ダウン
これが一番の課題でした。富士ヒル前哨戦のハルヒルではこれを感じることがないんですが、富士ヒルだと目に見えて後半垂れてしまいます。榛名山は後半激坂があるのに対して富士ヒルはずっと緩いので単純な比較はできないんですが、登り続ける時間の違いが大きいと思われます。ハルヒルは50分程度。富士ヒルは80分ほど。30分の差があります。やはり1時間に壁があると感じます。
じゃあ出力を調整して80分耐えられるようにやればいいかというとそう単純なものでもなさそうでした。既にFTPから考えられる出力以下になっているのだから…。
これは普段のライドでも1時間を超える長い峠を走ってる時に実感してるものでもありました。
姿勢改善
そこで私が疑ったのが姿勢でした。富士ヒルはレース後公式カメラマンに撮影してもらった自分の写真を購入できるのですが、その自分の写真を見た時に気づきました。
姿勢が悪すぎる!
私は元々猫背で普段から姿勢が悪いです。それがレース中の写真を見たらもっとひどいw
もしかしたら長時間出力を維持できないのはこのせいなのではないかと予想しました。
そこで始めたのが姿勢改善。自転車乗っているときだけではなく、普段の姿勢の見直しを図ることにしました。週2回の整体と毎日Youtubeを見ながらのストレッチを始めました。
整体はいろんな意見があると思うんですが、自分の今の体の状態の説明と客観的な意見をもらえたことは非常に大きいと思っています。たぶん自分一人でやってたら気づけていないことが多かったので。
猫背になる原因は様々で自分の場合も本当に正しいのかまだ分かっていませんが、腸腰筋が弱いことが大きな原因のようでした。猫背の他に骨盤の偏りや後傾も見られるようでした。長時間出力が出せないのはとにかくこの腸腰筋がポイントだと思っています。
腸腰筋、自転車に関わらずあらゆるスポーツで非常に重要な筋肉ですが、普通自転車やってれば鍛えられる筋肉のようにも思いました。が、元々猫背の自分の場合はこれを使って自転車を漕いでおらず、今まで違う筋肉でがんばってきていたようです。だからすぐ疲れる。よく疲れないためにはハムストリングを使えとかケツを使えとか聞くんですが、どちらかというと腸腰筋なんじゃないかなと思ってます。腸腰筋を使えるようになるとしっかり股関節からペダルを回せるようになります。
腸腰筋、使おうと思ってもちゃんと付いてる人でも意識して使うのが難しい筋肉らしいです。ほとんど付いてない自分にとっては尚更のことで、まずこれを人並みに付けることから始めないといけませんでした。
整体にある楽トレという昔流行った腹筋に電流を流すやつのしっかりしたようなやつをやっていくことに。まぁまぁお高いのと長期間やらないと結果が出ないということで中々辛抱が必要ですが、年明けてからの長距離ライドやこの間のGWの連日のライドで疲れにくい・後半でも姿勢維持が楽になるという実感を得られてきたのはこのおかげかもしれません。
あと股関節を中心に毎日風呂上がりにストレッチも続けています。整体でも最近股関節を中心にほぐしてもらってます。
さて、これだけやってきてじゃあ猫背が改善されて記録更新に繋がったんですね!てことなのかというと、実は姿勢はまだまだそこまで治っていなさそうなのが現実です。まだ続けて1年も経ちませんからね。途中経過としてこういう成果に繋がったのだと思うようにしています。
長距離ライド
1つ目から長文を書いてしましましたが後半出力ダウンについてはもう一つ対策しています。対策というよりは自分としては自転車によりたくさん乗りたいだけと思っていますが、冬頃から一回のライドの時間が長くなりました。年末にFestive500をやったのを皮切りに冬場でも長めに乗っていたと思います。Stravaのヒートマップ埋めがモチベーションだったりしますが、結果として乗る距離が昨年同時期より増えています。
ただ、この姿勢改善と長距離乗るようになったことの相乗効果が今回の富士ヒルの結果に強く影響しているのではないかと考えています。
よく強くなるためにはとにかく1ヶ月1500km走れみたいなのを聞きますが、あれってある程度は言葉通りだけど闇雲にやってはだめな気がしていて。たぶん腸腰筋が使える=鍛えられる前提の話な気がするので、乗れるなら乗ってもいいと思うけど自分みたいに姿勢悪い(腸腰筋が弱い)人は効果が出にくい、あるいは一時的に強くなってもすぐ弱くなってしまうんじゃないかと思います。
いやそれでも月1500km走れば強くなるのかもしれない。1500は一月で走ったことないので分かりません。
2. 標高が高くなってからの出力ダウン
続いてですが、これもさっきの長距離登攀と被る部分もあると思いますが、一応切り分けて考えます。
富士ヒルが他のヒルクライムと比べて大きく違うのがスタート地点の標高が高いということです。実感として2000m超えたところくらいから一気に力が入らなくなる感覚があるのでそのあたりから空気が薄くなってくるのかなと。ちょうど大沢駐車場の付近です。
これに関しては以前からの課題だったので高所トレーニングでもしないといけないかと考えて一週間前とかに渋峠とか行くんですが、一日やる程度なので高所トレーニングとしての効果はほとんど得られてないと思います。
サプリメント
ただ今年に関しては空気の薄さをほとんど感じることはなかったです。この点はサプリメントの効果が出ていると思います。
今年の3月頃からグリコのサプリを始めました。
有酸素能力を高めるらしいです。会社の同僚にゴールドを目指している人がいて、その人から教えてもらって始めました。
これも実際はっきりとこれのおかげだと言っていいかは分からないんですが、bpm170以上をキープしてもそれほど苦しくなかったこと、大沢駐車場付近でのパワーダウンが以前ほどではなかったこと、ラストスパートかけてゴールしたあともっと早くスパートかけてもよかったかもと思えたのはこれの効果があったかもしれません。
ちなみにこのサプリ、1ヶ月以上は飲み続けないと効果が出ないらしいです。私はハルヒルに向けてということで3月頃から始めていました。思い返すとそういえばハルヒルもラストでしっかり踏めていたかもしれない。
これをトレーニング無しで続けたらどうなるかは分かりません。
3. 緩斜面でスピードが乗らない
最後ですが、これはあまり対策ができていなくて、カーボンラミネートのホイール(WH-R9100-C24-CL)からセミディープリムのアルミホイール(Racing 4)に履き替えたくらいです。ちょっと前に自転車ショップの店員さんが富士ヒルだとディープリムで行く人もいますよという話を聞いていたので300gほど重くなりますが持っているセミディープリムのホイールで行くことにしました。
結構葛藤はあって、前の週まで軽いホイールで乗っていてほとんど試しもしてなかったし、そも登りでわざわざ重くするなんて…と出発前日まで換えるべきか悩んだんですが意を決してセミディープリムで行くことにしました。
なんでアルミなのとかセミなのかと思うかもしれませんが、それは単に持ち合わせがないだけですw
自分程度では高速域で走れることはないのでこれも効果は如何ほどあったのか謎ですが、重いと感じることはなかったです。この課題は来年に持ち越しですが、高ケイデンス練習と平地も疎かにしないことが必要かなと思ってます。
以上が富士ヒルに挑むにあたって今年追加した対策でした。まぁまぁこれらの対策はうまくいったと思ってますが、逆に新たな課題も見つかってます。これも来年に向けて整理しときます。
ウェーブ選びは慎重に
今回私は第7ウェーブでの出走でした。8時40分スタート。朝少しでも遅いほうが体の調子を合わせやすいかなと思って遅めにしてました。
が、これはいいことほとんどなかった気がします。同僚とも話したことあるんですが、記録を狙う選手ほど前のウェーブに集まるそうです。逆に後ろにいくほどそれほど速くない人が多くなる傾向があるそうです。
実はこれ知ってたといえば知ってたんですが、今回は影響が顕著に出ていました。
とにかく車列に引っかかる!横いっぱいに広がった団子がどんどん落ちてくる。併せてウェーブが遅いので下山組もどんどん降りてくる。結果対向車線にはみ出すと危険なため抜けないという状況が何度も生まれました。これはほんとに困ってしまって、ラストのゴール前までみっちりこの状況が続きました。最後踏み切れなかったのはこれのためと言っても過言ではないです。
更にこのウェーブだと同じ速度域の人がほとんどおらず、ドラフティングできる機会が滅多にありませんでした。ある意味自分の力だけで走れたといえばそうかもしれませんが、曳くだけ曳かされたので自分も少しくらい楽したかった気持ちがないわけではないですw
ウェーブが違うだけで16分台には乗れていたかもしれません。
睡眠はしっかり取ろう
よくあることなんですが、レース前気持ちが昂ったりして眠れないことがあります。今回も正にそうなってしまい、0時には布団に入ったんですが全く眠れず、一睡もせず本番に臨むことになってしまいました。せっかくスタートの時間まで余裕があるのに…。
本番前、軽い吐き気があったり眠気が残っているという状況。スタート後、心拍もあっという間に170までいってやばいかもと思ったんですが一応これはなんとかなりました…。オキシドライブのおかげかもしれません…。ただ、万全な状態だったらどれくらいいけただろうと思わないことはないです。
前日の過ごし方を工夫するなりしてしっかり夜眠気がくるようにしたいですが、これは根本的な対策が今のところ見つかってないです。睡眠サプリでも試すかとは思ってますが…。
ということで今回の富士ヒルのためのあれやこれでした。
ハルヒルが記録伸びなくて富士ヒルも伸びないならもうヒルクライムレース自体出るのやめようかなとも思ってましたが、しっかり伸びてしまったのでまた来年も頑張ってみるかもしれません。
とはいえ今は走りに行きたいところだらけです。うまくレースと開拓のバランスを取っていきたいです。
ハルヒル2023、みんなのトランポ事情
私も榛名湖コースに参加。去年からインナーマッスルトレーニングを始めて姿勢改善に努めたり、走る距離を伸ばしたりと試行錯誤をしてきましたがタイムとしての結果はまだ出ませんでした…。去年とほぼ同タイム…。
でも確実に疲れない体にはなってきているのでより距離が長い6月の富士ヒルでは何かしら成果が表れるんじゃないかな…表れて…。
さて、結果は振るいませんでしたがこういったイベントでは他の楽しみもあります。
会場に集まったロードバイクを運んできた車たち。皆さんどんな車を使っているのか見て回るのも一興です。
私のマイカーは現在スズキのクロスビーです。よく走るし小回りが効きます。室内高が割と高めなので比較的ロードバイクは積みやすい方だと思います。ただ前後輪を外さないといけないので積載の点でものすごい優秀というわけではないです。
サドル高いとまず無理ですけど一応自分のは後輪つけたままでも乗ります。積載用のキャリア設置したら厳しそう。一工夫要ります。
あと前回のGWでの往復3000kmの移動は流石にこの車では疲れました。(このレベルの長距離が大変なだけで往復数百km程度なら大丈夫です(当社比))
というのもあって今トランポに適した車を探している最中でして、ハルヒルに参加の皆さんがどういう車種に乗っているのか、参考にしようと思い少し辺りを見回ってました。
バンタイプの車が最も適してるのはもはや自明なので、どんなコンパクトカーやSUVが集まっているのかが気になります。
たぶんこのカテゴリに乗る多くの方はトランポを考えて車種を選んでるわけじゃないかなという気がしてます。普段遣いのマイカーに頑張ってロードバイクを積んでいる感じ。
のでやはりこのカテゴリの車ではロードバイクを横積みしてるか、助手席を倒して載せている光景が目立っていたかなと思います。
あと意外にミドルサイズSUVは少ない印象を受けました。いないわけじゃないですけど。ロードバイクを積む大変さがコンパクトSUVと大して変わらない割には取り回ししづらいから敬遠されるんでしょうか。
ちなみにハルヒルにはPIAAも協賛してまして、会場ではterzoのサイクルキャリアが展示されてたりします。写真はないですがトランポ用にカスタムしたプロボックスがいたりしました。いややはり商用車いいな…。
理想はプロボックスのような形で排気量それなりにあってシートもしっかりとしていて安全装備がついていて尚且つデザインに優れているような…。
アウトドア(車)が今ブームですけど見た目だけタフっぽければいいような風潮なのでこういった実用的なのはなかなか出てこないですね。
そんなに目を見張る発見はなかったですが次は富士ヒル。日本中からトランポ車が集まるのでハルヒルよりもいろいろな装備を目にすることができると思います。
今回写真が全く無いので取材はしないですけど遠景でいいのでそれっぽいのを撮影してこようと思います。
ひとまずハルヒル2023お疲れ様でした。
GW遠征一日目、熊本県芦北町で「ていぼう日誌」聖地巡礼
正確には遠征一日目は雨が降って走れなかったので二日目なんですが、走り出し始めを一日目としてます。
遠征一日目は元々熊本までの道中、山口県の岩国市に立ち寄る予定だったんですが、雨のため断念。その日は一日中車を運転して福岡県の柳川までたどり着きました。
予定では二日目の昼に熊本県にたどり着いて熊本市内観光ゆるポタだったんですが、柳川から出発できるのでもう少し遠出してもいいんじゃないかと初日の夜にルート構築。
熊本県には私の大好きなアニメ(漫画)の「ていぼう日誌」の聖地である芦北町があります。この機会に行くチャンスあるかなと思ってたんですが、結構な僻地にあるここを予定に組み込むにはスケジュールが厳しすぎました。が、予定より早く熊本県に入ることが可能になったので一気に現実味を帯びました。
私のアニメ聖地巡礼スタイルは隅々まで周るということまではしないので、いくつか場所をピックアップしてルートを繋いで完成。
ということで八代市をスタート地点として芦北町に向かいます!
往路は海沿いを通ります。直ぐ側を肥薩おれんじ鉄道が走ります。もうこれだけで絵になるね!タイミングよく電車が通ってくれたら100点満点なんですがそれは叶いませんでした。
芦北町までの道中で最初の聖地に立ち寄ります。
ひなたちがキス釣りをしてた砂浜。
海沿いを走って次に立ち寄るのが今回のメイン、ていぼう部部室のモデルになった小屋です。
気付かず通り過ぎないように注意してましたが近づいてすぐ笑みがこぼれました。
ちゃんとコラボしてます。釣りマナーについての張り紙も。
こういうのめっちゃほっこりします。
こういうの現地の人はどう思ってるかは分からないですが聖地巡りにきた人間にはうれしいです。
そこからまたいくつかポイントを通過しながら目指すは佐敷駅。
ここも撮影して終わりと思ってたんですが、肥薩おれんじ鉄道ともコラボしているため中はだいぶていぼう日誌一色となってました。
原作シーンやポスター、グッズが狭い駅舎の中に所狭しと飾られています。アニメと聖地のコラボってしっかり関係を築けているものもあればそうでないものも多いですし、時間が経過するとどうしても風化しちゃいます。言うてていぼう日誌はまだアニメ放映から3年程度なのでまだまだ現地でよいしょされてるのかもですが、目まぐるしくアニメが入れ替わってもうファンじゃない人の記憶からは薄れているかもしれない今でもこうして駅舎を飾っていたのはファンとしてめちゃくちゃうれしかったです。
私が住む千葉県から遙か1000km以上離れたここ芦北町。九州自体ほとんど来ることがなくてアウェーもアウェーですが、こうしてアニメ聖地として存在してくれていると一気に身近に感じます。
一通り駅舎を見回ったら次は近くの道の駅に立ち寄ります。ここもコラボ中。
売店のおっちゃんに勧められて無駄に大量に揚げ物を買い込んで補給。
ここを折り返しとして八代まで今度は山の中を通って戻ります。
芦北町、冒頭にも”僻地”と表現しましたが、アクセス路が限られていて本当になかなかなところに位置していると思います。R3は通ってますがもう一つの主要道ぽいR219は長いこと通行止めになっているように見えます。
明日以降を考えると登りの少ないルートを選択したかったですが、ぐねぐねと迂回する山道を使って八代に向かいます。
一日目、93km/1000m up。本日はだいぶ聖地巡礼としての色が濃い日になりました。明日はいよいよ阿蘇山へ向かいます。
2023GW遠征計画
今年のGWはどこへ行こうか。3月くらいから移動やルートの計画を立ててましたが、今年は九州を目指すことにしました。
メインは阿蘇山と九重連山。やはり百名山があると目的地にしやすいです。
去年は山形秋田で鳥海山目当てでした。
今年は9連休、これだけ休みが長いので普段行けない距離の地にしたかった。
ちなみに遠征地までの移動手段は基本車です。
近畿・中国・四国あたりは…確かに関東からは遠くて中々行く機会がないですが9連休の日程を立てるのが難しかった。北陸は3連休4連休くらいの時に行こうかなと思ってるので今回はパス。
東北方面ありだし好きなんですが去年行ってるのでこれもパス。
北海道もあり…なんですがこの時期まだ冬季閉鎖とかありそうなので夏の時期にとっておきます。
そうすると消去法的にも距離的にも九州が良さそうです。
九州は一度山口の旅の終わりに小倉まで渡ったことがあるだけです。ので未開の地です。
九州といっても期間中全土を周るのは帰りの日程も考えると難しいのでメインどころは2日間程度に絞る必要があります。
日が長く気温も低すぎず高すぎずのこの最高の季節なのでやはり登りたいです。そこで重宝するのが百名山。九州の百名山はと言うと阿蘇山、九重山、祖母山、霧島山、開聞岳、宮之浦岳と結構豊富です。
地図を眺めてても阿蘇山はルート構築がやりやすそうだったので一番最初に決めました。その後そこからの移動のしやすさと帰りにフェリーにも乗りやすそうな大分の九重山という感じで決めました。せっかくなら霧島山あたりまで足を伸ばして九州縦断とでもしたかったですが、帰りがだいぶハードになりそうなのでやめました。(宮崎からフェリーに乗ろうかとも考えたけど日程確定時には既に予約が取れませんでした)
帰りはフェリーに乗りますが愛媛の八幡浜までです。そこからは車移動。
ということで行きも帰りもかなり長い距離車で移動することになります。GWなのもあって混雑が予想されるので日中の車移動は避けたいです。
ということで最終的に立てた日程が以下。
- 4/28 夜出発、山口県岩国市まで車移動、途中車中泊
- 4/29 岩国市ライド、下関市で車中泊
- 4/30 下関市から熊本県熊本市まで車移動、熊本市をライド、熊本市泊
- 5/1 阿蘇山ライド、大分県別府市まで車移動、同市泊
- 5/2 九重連山ライド、大分市まで車移動、同市泊
- 5/3 臼杵市ライド、臼杵市まで車移動、夜フェリー乗船八幡浜市まで、八幡市から岐阜県恵那峡まで車移動、車中泊
- 5/4 恵那山ライド、帰投へ
予定立ててる時点で分かってましたが結構ハードです。片道1000km以上の車移動をしてライド、更に車中泊もしつつの6日間のライド。ここまでの長距離車移動からのライド経験は今までにないです。
果たして無事走り切れるのか?次のエントリーから各ライドをまとめていこうと思います。
定峰峠
そこそこ近場でありながらずっと通ることができていなかった秩父エリアの定峰峠。
豪雨被害で復旧工事が続いていましたが通れるようになったという報せをキャッチしたので行ってきました。
この日は午後から荒天予報だったので午前中にサクッとやります。
このあたりは激坂が多い印象があったんですが、定峰峠はかなり落ち着いた斜度のようでした。落合橋の信号から500m弱登る程度かな。距離の割に登りません。
登ってる最中は2,3人のローディーとすれ違い。峠を越えて秩父側に下るとTT練をしている雰囲気の集団とも遭遇。復旧したばかりの定峰峠を皆さん思いっきり楽しんでいるようですね。
天気が良ければ一緒に志賀坂峠も行きたかったんですが、これはまた次回の楽しみに取っておきます。御荷鉾スーパー林道もこの時は冬季閉鎖が続いていました。
秩父エリアだとあと有間峠も秩父川へ下ったことがないので志賀坂峠と併せるのはありだなーと思ってます。
有間峠は以前知り合いと上ったときに通れること自体がレアだというようなことも聞いたので、こちらも開通の報があればすぐ行きたいと思います。
川根本町、日本平
自宅からの距離の割に塗れてない静岡県の開拓。(東名の渋滞が嫌いだから避けがち)
今回は静岡から川根本町まで行って海側に戻って日本平・久能山を走るルートです。
※あとで触れますが、このルート日本平パークウェイを静岡側に下るルートになっていますが、静岡側は自転車通行禁止だそうです。
川根本町へはR362を通ります。「オクシズの駅 杉尾はなのき展望休憩所」という所で最初のピークを迎えますが最高点はもう少し先です。最高点は900mほどとそこまで標高が高いわけじゃないですが海抜0m付近からの出発なのでしっかりHC級の上りになります。
下ると大井川にぶつかります。ここから北側に向かいたい気持ちを抑えて下流に向かいます。
川沿いに結構寄り道ポイントが多いここ川根本町。
ゆるキャンの聖地にもなってますね。
大井川をある程度下ったら、そのまま島田の市街地には出ずr220に折れます。
そこから藤枝方面に向けてr215に更に分岐しますが、この峠は藤枝方面がかなりの激坂になってるみたいです。そうそうくるところじゃないんだから激坂のとこだけ登れば良かった。
藤枝から静岡へは焼津を経由して海岸線から。
そのまま駿河湾の気持ちのいい海岸線を通りながら三保の松原まで。
ドラクエウォークのお土産をしっかり確保したら最後は日本平を登ります。
富士山の眺めが有名なところですがガスって全然見えず。低い山だしもっと寒い季節に来るのが良さそうですね。
下りは日本平パークウェイを静岡側に下ってしまったんですが、どうやらここは自転車通行禁止だったようです。ちょっと分かりにくいと思うんですが下ってる最中親切なバイクのお兄さんが教えてくれました。「今日非番なんだよなぁ」と何かをチラつかせてきたのはどうかと思いましたが忠告痛み入ります。以後気をつけます。
久々に走り慣れていない土地の洗礼を浴びてテンションが下がりましたが、自転車も車両ですからしっかり守らないといけません。
ということで皆さんも走られる際は気をつけてください。
宮城県南部、阿武隈山地北部
2023年3月
今まで避けてきた宮城県南部・福島県境エリア、双葉断層に沿って形成されている山地の峠越えを目当てにルートを構築。
長らくこのあたりは放射線量が気になっていたんですが、最近は随分落ち着いているようだったので心理的な面でも行きやすくなったなと感じます。
計画していたルートではR113から鈴宇峠に分岐するんですが、工事中で通行止めだったのでそのままR113で山越えを敢行しました。残念。
ルートの直ぐ側に津波到達点
太平洋側は昔常磐線が走っていたところがr38になっていて気持ちいい直線になってるのでこれを利用して北上。
太平洋側から峠越えではなく阿武隈川に沿って山を回り込んで再度西側からアプローチします。北部はもう阿武隈山地の端っこでいよいよ山ではなく丘のような感じに。
明道峠から四方山展望台にアプローチ。
展望台に上がると東西南北360度、このあたりの独特な地形を見渡せます。
空気が澄んでいれば冠雪した吾妻連峰を東側にキレイに臨めるはずなんですが、もう3月中旬、加えて最近暖かいからだいぶガスってしまってはっきりと見えませんでした。
南東方面の海岸に見えるこの施設は福島の原発?初めて目にしました。
このあとはそのまま西側に下らず、もう一本くらい峠を楽しみたいので来た道を下って南に走り、r103金山新地線で西側に戻ります。
南北に伸びるこの山地を東西に連絡する峠は何本かあって、使いにくさはあれどどれも需要があるんじゃないかと思ってたんですがこの峠は交通量かなり少なめでした。
道の駅角田に寄りつつスタート地点に戻ります。道の駅で買ったこのスイーツ(左:たまご舎「あんバタコッコ」,右:たまご舎「たまごがふわり」)が最高にうまかった。
そのうち相馬や双葉町の方にも行きたいなぁ。